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癒縄 命羅のロープヒーリング

緊縛~癒しの力と美しさを求める人へ

 緊縛師第6話


緊縛師 第6話

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俺はいつものように、ニコニコしながら優しい口調で話している。が、空気はちゃんと締まっている。きちんとした罰だとユラには伝わっているのだろう。

「いいかい。楽しませるように、出来る限りセクシーに、誘惑するように、魅せつけるように、焦らすように、見てほしくてしょうがない女の様に、自分でも気持ちよくなってしまうように脱いで見せるんだ。脱ぎ終わったら、俺の膝に自分の膝がくっつくようにガニ股になって、自分で女を広げて俺の前に晒してごらん。」

「は、恥ずかしいです。変になりそうで怖いです。」

 当然の反応だ。ここで、あー、はいはいこうですねー、みたいな反応だと、もうその女とは会う気もしない。

「出来ないくらい恥ずかしいし、変になるのが怖いかい。俺が見たいといっている物を見せられないって事かな?」
「だって、恥ずかしいです。」

 十秒待った。ユラが脱ぎ始めるのを。しかし、ユラは固まったまま動けないでいた。スイッチが必要だったし、本当にそんな事もできないなら、ショーに出てみんなに肌を晒すなど出来るわけもない。

「そっか。いいよ。電話して断る。帰る支度して。トイレとか行っておかなくていい?」

 これも、いや、一度も怒った顔もしなければ、残念な顔もしていない。ずっと優しい話し方のまま、今日、この女は、俺に帰られてしまう。鋼さんにまで口添えを頼んでついてきたのに、ものの十五分でさようならだ。俺は、ソファーから立ち上がった。

「いやです。」

 ユラの声がする。足元からたちあがり、すでに一歩踏み出していた俺の背中で。

「いやです。」

 大切な事は二回言うタイプか。振り返ると床に正座したまま、俺の脚にすがり付こうとしているところだった。そして右脚を抱えるようにすがってきた。

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「嫌って、いわれても。出来ない事を無理やりさせるような関係は構築されていないと判断したんだけど。俺が間違っていたかい?」

 ユラはすがる力を緩めて、頭を床にむけたまま、ぽつぽつと呟きだした。

「京さんに、憧れて、今日初めて会えて、嬉しくて、嬉しくて、緊張して、縛られてオカシクナルクライ気持ちがよくなって、命令してもらって、これ、SMの世界にいる他の女の人達からみたら、とても贅沢ですよね。でも、今日はじめてあって、その、いきなりセックスするとか、想像したら、自分がとても淫らで軽い女のような気がして、それに、まくって見せて、こんな綺麗でもない物を京さんにお見せするとか、絶対に嫌われると思ってます。怖い。嫌われたくない。見せていいのか、見せない方がいいのか、どうしたら嫌われないのか、セックスすれば可愛がっていただけるのか、何もかも分からなくなって。怖いんです。でも、行かないでほしいのです。」

 ユラは頭と肩が震えていた。恐らく床には塩分を含んだ液体を目から落としているのだろう。縛る事を生業としてから、どうも女というものの扱いが一つのパターンに固定されている俺には、新鮮だった。別に、ショーをやっているからSMが上手だとか、そんなことはない。そもそもSMに上手とかがあるのかすら謎だ。だが、縛られてみたら気持ちよかったとか、ショーが素敵だったとかで、集まってくる女達は確実にいるし、中には好みの女だっている。つまり、自分の好みの外見の女を全くの自分のペースで調教していくという事に俺は馴れすぎていたのだろう。思い上がっているのとも違う、俺などSMの世界の端っこで細々と生きている方だ。だが、全く初めてあって、戸惑うこの女、ユラの言っている事の正しい主張は、心の奥の忘れていた何かをゆっくりと思い出させた。

「ああ、言ってなかったよね。俺は、SMはするけど、セックスはしないんだ。二人が一つにつながる事もあるが、それは、ある特定の条件を満たした時のみで、かなり珍しい事なんだよ。だから、世間でいうようなセックスという行為は、今日もないよ。」
「え、それは……」
「それから、女性自身を見て、気持ち悪いとか汚いとか、思う人もいるんだろうが、俺は一度もそう思った事はないよ。だから、本当にもう少しいようと思うなら、やってみたらいいよ、そのあと、あの赤いソファーの上で沢山脚を広げて、自分でしてみせてくれるかな。最高に恥ずかしがりながら、最も淫美に見えるように、俺を楽しませたり、癒したりするために。」

 ユラは上着のポケットに紫のローターを入れて、立ち上がり、俺に抱きついた。涙は出ていたし、まだ少し泣き顔だったが、俺をゆっくりとベッドの方へ誘うと、そこに座って欲しそうにした。俺はベッドの隅に腰をかけ、俺の膝の直先で、信じられない程ゆっくりと下着を脱いでいくユラをみた。ユラの薔薇は紫と濃いピンクで決して汚くなどなかったし、少し、いい香りがしたような気がした。そこから、ユラはこちらに向いたソファーに座り、ゆっくりと両脚を広げていった。天文台の望遠鏡の屋根がゆっくりと開くみたいに脚が開く。俺は、小さく楽しんだ。ゆらが自分で何度も達するのを静かに見つめていた時間は、豊かで暖かく感じた。

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 その後、ユラの上半身を下着だけにしてその白い下着を目で楽しんで、脇さらしに縛りなおした。立たせたままだ。脇さらしは、両手を体の前であわせて、その手首を縛って、頭の後ろに持っていく。そして縄をたして、胸の下や上、さらには逆三角にひらいた腕を縄でまとめる縛りだ。完全に脇が晒される。万歳をした腕をそのまま両手とも、頭の後ろに持っていったような形に仕上がる。

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下半身も段階的に縛っていく事にした。根本的に縛られた女が、オブジェとして自分の存在する空間に有る事は好きだ。何を命じられるでもなく、出来るわけもなくただ、オブジェとしてそこに美しい女が縄で飾られ、拘束され存在する。これを楽しめない縛り手はそうそうはいない。純粋に楽しい。そして、美しい。

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ユラは綺麗に剃った脇の下を鏡の前で晒しながら黙って立っている。後ろからゆっくり近づいて、左脇に鼻を近づけて息を吸ってみる。ユラの脇は程よい香りがした。科学的な芳香消臭スプレーの匂いでもなければ、ボディーソープの匂いでもなく、大人の女の汗とほんの少しの分泌物が分解された脇自体の香り。僅かに俺の脳内で何かが分泌され、下半身にゆっくりと血流が流れこんでいくような気がした。元々、俺は女が汗をかいたり、漏らしたり、汚れたり、こぼしたり、普段、見られないようなシュチュエーションが好きだ。そこには明らかに、俺とその女だけの限定の時間や香り、羞恥や快楽さえそんざいする。女が自分の好みだったり美しかったりすればするほど、そのグラフは右上がりになる。

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 敢えてスカートもパンツもストッキングさえも履かせたユラの股間に縄を回す。まだ触れた事のないユラの最も女性を象徴する部分は白い小さな布の中で充分すぎるほど潤っている事が感じられた。縄を回すときに僅かに俺の右手の中指の第二関節がその分部にふれて、崩れ落ちそうになるユラに、それを感じた。そして実際に関節がその暖かな湿り具合を感じたのだった。とにかく、鏡の前にユラをたたせて、その左後ろ側にあるバスルームの入口の段差に座って、煙草を吸いながら、ユラを十分程眺めなおした。分かっている。ユラは本当に美しく、俺は心のなかでこの女がここにいる事に感謝した。次は、現時点での男に尽くす技量を計ろうと思った。縄をとくのを楽しむようにではなく、敢えてスムーズに解いた。


続く
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3 Comments

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こんな官能的な小説初めてです。
すごく感じました。
今までの自分にない、知らない世界を垣間見るようで。

第7話は完成されているのですか?
どうしたら見られますか?

ユラさん、とっても素敵です。


2016/11/27 (Sun) 12:11 | EDIT | REPLY |   

命羅  

コメント有難うございます。
7話、文章はもっと先まで出来ているんですが、最近、仕事が詰っておりまして、
イメージ画像の撮影が追いつきません。6話に使った画像も夏より前に撮ったものです。w
ちょっと、落ち着きましたら撮影してアップするか、今ある中で近い物を捜してなんとかするかしますね。
多分、既に完結してアップし終わっている「存在証明」のほうが、より官能的ではあると思いますけどね(^^)
これからも、読んでいただけたら嬉しいです。

http://iyasinawa.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

2016/11/28 (Mon) 18:08 | EDIT | REPLY |   

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7話以降の画像もお話に合わせて撮っていただけたら、写真も文もより楽しむことができると思います。勝手なこと言ってすみません。画像と文とが相まって、よりお話を深めているように感じました。もっと、素敵なお話とそれをより深めてくれる写真も見てみたいです。

2016/11/29 (Tue) 13:25 | EDIT | REPLY |   

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